診療内容

依存症治療

ゲーム障がいの治療について

ゲーム障がい(ゲーム依存)とは

ゲーム障がいは、ICD-11(2019年5月~)という世界的な診断基準によって正式に定義された疾患のなかの1つです。
ゲームの使い方を自らコントロールできず、自分の健康や家族との関係、学業、仕事、経済面など「生活に大きな支障が生じている」場合に診断されます。ネットやスマホ、タブレット等についても、同じ考え方ができます。
家族との関係、学校や仕事等がうまくいかず悩みがあるとき、ゲーム、ネット、スマホ、タブレットがとても心地の良い居場所になり、時にここから抜け出すことが困難になります。
当院でも、小中高生の患者さんの相談が増えてきています。

ゲーム障がい患者数(男女別)
ゲーム障がい患者数(年代別)

未来の風せいわ病院 院内データより

当院の取り組み

当院では2020年10月より「Net Addiction Treatment;NAT(ナット)」というゲーム障がい治療プログラムを始めました。目的は〔ネット・ゲーム・スマホ・タブレット等にのめりこんでいた自分について見つめ直すこと〕、〔これからネット・ゲーム・スマホ・タブレットと上手に付き合っていける方法を考え、心身ともに健康な大人になる準備をすること〕です。決して〔ネット・ゲーム・スマホ・タブレットをやめさせること〕ではありません。
家族、主治医、病棟スタッフ一同が協力して、患者さんをサポートしていきます。

治療の流れ

ゲーム障がい治療プログラムの写真

基本は入院治療です。下記の流れを基本として、個人に合わせた治療を考え、提案していきます。
スマホ、タブレット、SNS依存にも応用可能です。
治療テキスト「Future Wind QUEST]には、「ゲーミフィケーション」と呼ばれる子どもの認知を楽しく刺激する工夫を散りばめています。

ゲーム障がい治療プログラムの写真

ゲーム障がい入院治療の流れ ゲーム障がい入院治療の流れ

NATイメージキャラクター

治療による患者さんの変化

入院時・退院時・退院1か月後、6カ月後、12か月後に「ゲームの依存度」「生活の質」のアンケートを患者さん・家族に実施しています。
いずれも、NATを含む入院治療はゲーム依存度&生活の質を改善することが分かりました。
特に「自尊感情」「家族関係の改善」の実感が高いようです。
※効果には個人差があります

家族教室の取り組み

家族教室の写真

2022年度より、当院通院・入院中の患者さんのご家族を対象とした家族教室「紬(つむぎ)」を始めました。
2か月に1回、第3月曜日の14:00~16:00に開催しています。
医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士等によるミニレクチャーと、ご家族同士で悩みを相談できる「しゃべり場」を設けています。
2023年8月にはスペシャル企画として、ホットサンド・ワッフルを親子で作る「親子ふれあい教室」を開催しました。

治療の申し込み・相談

はじめての方は、事前にお電話で地域医療連携室でご予約をお願いいたします。
通院中の方は、主治医にご相談ください。

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